お金の使い方に興味ない、お金を使わない現代の若者

昨今、現代の若者はお金を使いたがらないと言われている。
若者であれば物欲が強く、何かやりたいことも多いはず。
そんな大人の考えから今の若者にある種の違和感を感じているのだろうか。
今大人の人は昔にたくさん遊んで、お金もたくさんお金使ってきたから考えにジェネレーションギャップが生まれるのだろうか。

確かに若者であれば、やりたいことも欲しいものも多いだろうから、お金をたくさん使うのだろうと一般的には考えるのかもしれない。
しかし、それを社会情勢の違う昔と今の若者で比較すること自体正しいことなのだろうか。
あまり簡単に自分の時代はこうだったと言うのは良くないのかもしれない。
しっかりした背景を理解した上で現代の若者に意見を述べなければたいへん失礼なことになってしまいます。
もっと奥深く考えていった時に思うのは、今の若者はお金を使いたがらないではなく、お金を上手く扱っているという考え方もできるのではないかということ。
昔の若者がお金は使えるだけあるなら使うという考えを持っていたなら今の若者の方がお金を扱うことは上手いことになる。
度々今の若者はお金を使いたがらないとニュースで非難されることもあるが、むしろ今の若者は節度がり、賢いとも言えることができる。
とても批難されるべき存在ではないと考える。
現代から見れば、逆に昔の人は自分の時間、貴重なお金を大切に扱っていなかったという考え方もできます。
時代の背景と時代の変化をしっかりと考え、その時に生きる若者から生の声を聞かない限りは、それぞれの時代に生きる若者を批難することはできないと考えます。

今の若者の印象を決めつけるのではなく、若者の背景に隠れているお金に対する考えを理解しなくてはいけない。
若者にもお金を使わない理由があるのだから。
時代の流れをしっかり理解して、一人一人が生きやすい社会を目指して生きたいものだ。
そして、いつの時代も若者が自分らしく、のびのびと生きていけるような、そんな社会をこれからも築いていけたらなと考えました。